授業科目
教職大学院における理論と実践を往還する学びをより確かなものとするため、アクションリサーチ型の探究に基づく「コース必修科目」を軸に、「共通科目」「選択科目」「学校における実習」などを充実させた授業科目を設けています。
教職大学院修了のための要取得単位は49単位であり,「大学院共通科目」2単位,「研究科共通科目」2単位,「共通科目」20単位以上,「コース必修科目」4単位,「学校における実習」10単位,「選択科目」11単位以上を,それぞれ取得することになります。また,1年前期から2年後期までの実践研究をまとめ,最終的に修士論文と同等の報告書を提出しなければなりません。
修了要件(49単位以上)
大学院共通科目 | 2単位 |
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研究科共通科目 | 2単位 |
共通科目 | 20単位 |
コース選択科目 | 11単位以上 |
コース必修科目 | 4単位 |
学校における実習科目 | 10単位 |
※修了にあたっては、修士論文と同等の報告書の提出が求められます。
共通科目(20単位以上)
教職大学院の教育課程の基礎・根幹は、共通科目5領域20単位です。
領域ごとの授業科目は以下のとおりです。
- 教育課程の編成・実施に関する領域
「教育課程開発の実践と評価」2単位 - 教科等の実践的な指導方法に関する領域
「論理的思考教育の開発実践」2単位
「マイクロティーチングの実践」2単位
「授業研究の開発実践(ICTを含む)」2単位
「授業研究
「通教科的能力育成の授業開発と実践」2単位
「道徳・人間関係教育領域の開発実践」2単位 - 生徒指導・教育相談に関する領域
「幼児理解・生徒指導・対人スキル指導の理論と実践(特別支援教育を含む)」2単位
「教育相談・カウンセリングの理論と実践」2単位 - 学校経営・学級経営に関する領域
「学級経営の理論と実践」2単位
「学校経営の理論と実践(地域とともにある学校を含む)」2単位 - 学校教育と教員のあり方に関する領域
「現代教師教育の理論と実践」2単位
「現代の教育改革」2単位
コース必修科目(4単位)
コース必修科目は「アクションリサーチ・セミナーⅠ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」です。他の授業科目における理論と実践の往還する学びを確実なものとして展開するために必要となる、本コースの軸をなす科目です。
なお、本科目は少人数のゼミ形式で行います。
学校における実習科目(10単位)
本コースの実習科目は、「アクションリサーチ実地研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」です。
アクションリサーチ実地研究は、トライアングル型指導体制をとり、指導教員が主に理論面から指導し、メンター(附属校・連携協力校教員)が主に実践面から指導します。実務家教員は、両者の間で理論と実践をつなぐ役割を果たし,理論知と実践知の高度化を図ります。
さらに、研究者教員・実務家教員・メンターの三者が一体となったトライアングル型指導体制のもとに、定期的に三者が顔を揃えて院生を交えて、実践研究の進捗状況及び院生の学修の状況を確認します。
このようにして,アクションリサーチ型の探究に基づく理論と実践を往還する学びの具現化を指導・支援します。
コース選択科目(11単位以上)
- 地域教育経営の理論と実践
- 教育行政の理論と実践
- 学校の危機管理
- 教職員の人材育成
- 学校の経営戦略と評価
- カリキュラム・マネジメントの理論と実践
- 教育法規の実務演習
- 学校経営・行政フィールド調査
- 発達支援と幼児児童生徒理解
- 教育実践研究の技法(校内研修を含む)
- 学校における教育相談
- 異校種連携接続の実践開発
- 教科横断的授業デザインと授業分析
- 教員のキャリア形成支援の理論と実践
- ユニバーサルマインドの授業開発
- グローバルマインドの授業開発
- 先進的授業研究の理論と実践
- 授業開発と評価(基礎)
- 授業開発と評価(応用)
- 授業開発と評価(発展)
- 授業開発と評価(開発)
- 海外教育実地研究
- 学校インターンシップ
なお,個々の院生のニーズに応じて、他コースのコース選択科目も、規定の範囲内で履修することができます。